虫歯治療
発見が早く浅い虫歯であれば、感染部分を除去した後、詰め物をすればその場ですむでしょう。しかし治療が遅れると、治療方法も治療回数も変わります。虫歯の発見が早ければ早いほど、回数が少なく負担も少なく終わるのです。
この事からも、定期健診を受けて、口腔内の健康維持と早期発見・早期治療をすることが重要な事だとお分かりいただけると思います。
子どもの虫歯予防
乳歯が虫歯になると、どんな影響が出てしまうのか意外と知らない方が多いのではないでしょうか?
以下に書き出してみたいと思います。
- 痛みが出たり歯に穴があくと、そこに意識がいってしまい、物事に集中しにくくなる。
- 物が噛めない → アゴの成長発育が悪くなることがある。
- 脳への刺激が減る。
- 唾液の量が減るため、虫歯・歯肉炎になりやすくなる。
- 口臭の原因となる。
- 乳歯の根っこの先に慢性的に炎症があると、大人の歯が形成不全を起こしたり、正常な位置に生えてこなくなってしまう(歯列不正)の原因となる。
- 乳歯が早期に抜けてしまい、適切な処置がされていないと大人の歯が正常な位置に生えず、歯列不正となる。(残った乳歯が動いてしまい、大人の歯を通せんぼしてしまいます)
- 七五三で笑顔の写真を撮っても、歯の色が悪いと顔写りがイマイチになりかねない。
どうですか?結構影響があるでしょう?
子どもは虫歯が進行しないと痛みを感じにくく、発見が遅れる事があります。ですから、家族の方が注意してみてあげてください。
では、どうしたら虫歯にならずにすむか、いくつか挙げたいと思います。
- 食習慣を見直す。→ 決められた時間に食事・おやつを食べさせる。
- 砂糖を多く使用した飲食物はなるべく控える。食べる時は必ず歯磨きする事を約束させる。
- 夕食以降(夕食時含め)、飲み物は水かお茶にする。
- 口寂しいときはキシリトールガムを噛ませる。
- 野菜など食物繊維の多いものや噛み応えのあるものを食事に必ず加える。
- 食べた後は歯を磨かせ、仕上げ磨きをしてあげる。(特に寝る前は大切)
- 奥歯の溝をシーラント(フッ素を含んだプラスチック)で埋める。→ 特に生えて間もない6歳臼歯は虫歯になりやすいので効果があります。
- フッ素の利用。→ 定期的に歯科医院でフッ素(高濃度)を塗ってもらう。
- フッ素入りの歯磨き粉や、洗口剤を使う。
あとは、定期健診をぜひ受けましょう。
フッ素を塗ってもらうついでに診てもらおう!
と気軽に定期健診にお子様を連れて来る方をよく見ます。
大変いい事だと思います。
定期健診のメリットは予防と早期発見・早期治療です。虫歯が無ければ当然苦痛となることは一切ありませんし、褒められる事によってお子様自身に自信がつき、より虫歯予防に関心を持つようになります。たとえ虫歯になったとしても、早期に発見できれば大抵1回で処置は終わります。
今、虫歯のあるお子様も一度きちんと治してしまえば、同じサイクルに入ることができます。
当医院では、歯に付いた歯垢(プラーク)を取り、位相差顕微鏡でバイ菌を見ていただくこともございます。
子供の歯並び
先ほど乳歯虫歯の影響についていくつか挙げた中に、「歯列不正」という言葉が出てきましたが、簡単に言うと「歯並びが悪い」ということです。では、なぜ歯並びが悪いといけないのか、またいくつか挙げてみます。
- 歯磨きをしても汚れが残りやすい。→虫歯・歯肉炎・歯周病になりやすい。→歯を失う原因となる。
- 物を噛む効率が悪くなる。→丸呑みに近い状態だと胃腸に負担がかかる。
- 脳への刺激が減る。
- 発音が悪くなる。→人とのコミュニケーションに影響する。
- 口呼吸になりやすい。→ 虫歯・歯肉炎・歯周病になりやすい。→歯を失う原因となる。
- 見た目の影響。→コンプレックスになることがある(心理的影響)。
ここでは簡単に書き並べてみました。歯列矯正の項目にもっと詳しく説明があります。くまさんのような院長先生(歯列矯正認定医)が一生懸命書いていましたから、ぜひそちらを見てください!もちろん、直接気になる事・聞いてみたい事がございましたら、お気軽にご相談ください(歯列矯正の初診相談は無料です)。
お子様のご家族へのお願い
- 病院を怖がっているお子さんの場合、その日は治療をせず、練習から入ることもございます。ご了承下さい。
- 子どもを叱る時に、「歯医者さんで注射してもらうからね!」「歯医者さんで歯を抜いてもらう(削ってもらう)からね!」などと、言わないでください。
- 診療が終わったら、その日のうちに必ず褒めてあげてください。自分の自信にもつながりますし、次回への積極的来院にもつながります。特に泣いていたり、なかなか口を開けなかったお子さんには重要なことです。なにを褒めていいか分からない時は、ドクターやスタッフが必ず褒めますので、その言葉を参考にしてみてください。
歯内療法
虫歯が歯髄まで達していると、神経を取り、神経が入っていた管を細菌がいなくなるまで清掃・消毒します。治療回数は個人によって異なります。虫歯に気がつきましたら、痛くなるまで我慢しないで思い切って来院して下さい。(ギリギリまで粘りたい気持ちも分かるのですが-笑-)残念ながら、自然には治ってくれないんですよね。どうせ歯医者に行くことになるなら、早いに越した事はありませんよ。あなたの勇気を応援します!
義歯(入れ歯)
義歯(入れ歯)は、失われた歯や周囲組織を補足し従来の機能を回復してくれるものです。逆に義歯が無いと、どのようなトラブルが生じるか以下にあげてみます。
- 咬めない→食べられる物が制限されてしまう。
- 丸呑みによる消化不良で胃腸に負担がかかる。
- 脳に刺激がいかず、ボケやすくなる。
- 力が入らない。
- 唾液の分泌量が減り、虫歯・歯周病・口臭リスクが高くなる。
- 発音が悪くなる→相手に話が伝わりにくい。
- 見た目が悪く、大きな口を開けて笑えない。
- 口の周りに深いシワができやすい。
- 老けて見える。
- 残存歯が移動したり、傾いたりして咬み合わせが狂い、顎関節症・肩こり・背中痛などの原因となる。歯磨きもしにくくなり、虫歯・歯周病などのリスクが高くなる。
どうですか?ドキッとした項目があったのではありませんか?
そして改めて義歯の重要性が分かって頂けたと思います。
当医院では、皆様それぞれ個人に合った最善の義歯をつくりたいと思っております。
遠慮なくご相談下さい。(欠損を補うのにインプラントという方法もございます-自費-)
義歯の種類
- 総義歯-レジン床(保険適応)・金属床
- 部分義歯-レジン床(保険適応)・金属床・金属なしの義歯
ノンメタル治療
当医院では、金属を使わない治療もご用意しております。
お口の中にある金属は、時に様々な弊害やアレルギーの原因となることがあります。
それらの原因となる金属を取り除き、ノンメタルの歯を入れることにより、
様々な症状を改善していくのが、金属アレルギーの治療となります。
金属の害について
「金属アレルギー」といえば、多くの方が、発症頻度の高いピアスやネックレスによるアレルギーを連想されますが、口の中の金属(アマルガム・その他金属のつめもの)によっても発症します。 口の中の金属は、イオン化して溶け出しやすく、タンパクと結合してアレルギーを起こしやすくなるのです。
金属アレルギーの症状
皮膚症状(アレルギー反応) ・・・ 手足のかぶれ・シミ・シワ・肌荒れ・老化
ガルバニ電流 ・・・ 肩こり・ひざの痛み・頭痛・神経症状(水銀毒・重金属毒)・ うつ・立ちくらみ・不定愁訴・自律神経失調症
その他 ・・・ 癌・糖尿病・心筋梗塞など全身的な症状
アマルガムの毒
歯科用の金属の中でも、アマルガムは、その約半分に水銀を含むものです。 歯科という点では優れた材料ですが、現在は健康への影響を考え、あまり使われていません。
近年、ヨーロッパでは約6ヶ国がアマルガムの使用を禁止しており、研究もすすめられています。中でも、イギリスは1998年4月に、BBCニュースで妊婦に水銀アマルガムのつめものをしないように警告し、またスウェーデン政府は、1987年に妊娠中にアマルガムの治療を受けてはならないと発表しています。
★当院では、金属を使わない治療もご用意しておりますので、お気軽にご相談ください。
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ファミリー歯科・矯正歯科クリニック
〒373-0033 群馬県太田市西本町 45-30
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